店舗改装は利益向上のチャンス【改装のメリットをご紹介】

高額な改装資金の調達方法は銀行・公庫・不動産担保ローンから選択

老朽化した店舗が生まれ変わる~店舗改装の予算と資金の確保~

内観

個人経営のお店であれば、どの店でも店舗の老朽化が深刻な問題となります。見た目の悪さによる集客率の減少や、施設の保安上の問題などが現れるので、できるだけ早く改装をしなければなりません。

店舗の老朽化は改装のベストタイミング

店舗の改装はいつ行なうべきか?その問いへの回答は、改装をするべきかという考えが頭をよぎった、まさに「今」行なうべきといえます。店舗が老朽化すれば、建物の壁にもヒビやカビ、鉄部のサビからのシミが現れ、全体的にみすぼらしい見た目となります。また、旧態依然の設備による使いにくさや、サビによってきしみや動きが悪くなる設備など、店舗で働く経営者や従業員にも大きな負担が掛けられるのです。店舗改装によって、こうした見た目の悪さや設備の機能性を一新できます。ピカピカの店舗にはたくさんのお客さんが来ることが予想できるので、毎月のお店の売上も上がります。また、設備の交換と間取りの変更により、従業員も働きやすい空間となるのです。

店舗改装では予算の立て方が大切

店舗改装によってのメリットは経営者なら誰もが心得ているものです。それでも改装が簡単にできないのは、やはり「費用」という大きな問題が立ちはだかっているからです。改装をするにはまず改装のために利用できる予算を決めておく必要があります。ここで、雑貨屋の改装を例にした費用の内訳を紹介します。

店舗改装の費用の内訳を教えて下さい。
お店の改装をするとなると、さまざまな費用が発生することになります。まず挙げられるのが店舗自体に掛かる費用。内装や外装の改装費と設計、デザインに掛かる費用、さらに看板やお店の顔となる「ファサード」の作成費用も必要となります。建物以外の設備に関していえば、レジなどの機器に加え、ディスプレイ用の棚やショーケースといった什器類、電気や水道、空調機器の改修・交換の費用も必要となるのです。
費用の相場を教えて下さい。
店舗の改装工事は、さまざまな要因で費用が変動します。内装のデザインや使用する素材、建物の面積や外装へのトップコートなどの仕上げ、さらには建物の劣化具合などによっても価格は細かく変わってくるので、どれくらいの価格が必要かとは一概にはいえません。しかし、「坪単価」によって、大まかな費用目安を立てることは可能です。坪単価とは、1坪にいくらの建築費が必要かを現す目安です。建物の費用を延床面積で割った数が坪単価となります。10坪程度の店で坪単価が15万円だとすると、改装費はだいたい150~200万円必要だとか考えられるでしょう。ただし、改装工事をする場合は解体工事の費用も加算されるため、総額でいくらになるか簡単に算出することはできません。必ず改装を行なう業者に依頼し、現地調査から正確な見積もり額を出してもらいましょう。

予算を立てたら改装資金を調達

建物の解体・改装を行なう業者から詳しい見積もり額を出してもらったら、次は資金の調達を行なう必要があります。どこで融資を受けるべきか、かつて改装をした経営者の人の意見が参考になります。

私は銀行から融資を受けて店舗改装をしました。(40代/美容室経営/女性)

5年前にお店の改装をしたのですが、私の場合は銀行から融資を受けることができました。改装費の全額を融資してもらうことはできなかったものの、空調やスタイリングチェアなどお金の掛かる設備の費用を賄うことができました。ただ、銀行だけあって融資を受ける際の審査は厳しく、用意できる自己資金の額やこれまでの年収、改装後の売上目標など、お店に関するさまざまなことを質問されましたね。

公庫から借入をして店舗の老朽化を改善しました。(50代/自転車修理店経営/男性)

私は個人経営の自動車修理店を営んでいるのですが、数年前にお店の改装をした時は、日本政策金融公庫から融資を受けましたね。選んだ理由はズバリ融資が受けやすいから。元々公庫は民間企業が融資できない人を対象にしているので、以前銀行での融資を断られたことがある私でも融資を受けられました。審査を受けた時は、自己資金の額や費用を工面した方法などを訊かれましたね。

私はコンセプトを変えるために大幅な店舗改装をしました。(40代/飲食店経営/女性)

店舗改装の際は、親から継いだ土地を担保に不動産担保ローンを利用しました。銀行や公庫とは違い、不動産担保ローンは高額な融資が受けられるほか、資金の利用も自由にできるのが魅力です。このローンは担保である不動産の価値が重要なので、土地の調査が終わった後は、審査もスムーズに行なえました。

店舗改装時に考えたいこと~負担を軽減させるための知恵~

融資とはいってみれば個人が抱える借金です。借金による負担額を抑えるには、改装後の売上を伸ばすことと、改装費用を削減することの2つが有力な手段といえます。

店舗改装では「回収期間」と「客の確保」が肝心

店舗を改装すれば、無条件にお客さんが入ってくるわけではありません。計画的にローンを返済するためにも、回収期間とお客さんの確保の方法について考えましょう。

回収期間の把握
回収期間とは、簡単にいえば「借金を完済するまでの期間」の事です。きちんといつまでに返済が終了するかといったことを計算することは、ローンの返済計画を立てる上で重要です。個人経営の店ですと、お店の利益はすべてお客さん頼りとなります。お客さんは毎月必ず同じ人数が入店するとは限らず、月によって売上にはばらつきが現れるのです。回収期間を把握していない状況ですと、売上が好調だった時にローン返済のための備えとして貯金を蓄えるなどの対策が行なえません。また、売上が落ちた時にお店の経営に必要なお金を使うべきか、支払いの猶予のため認定支援機関に相談するべきかといった判断ができなくなります。滞りなく返済をし続けるためには、あらかじめ計画を立てることが必要であり、その計画のためには回収期間の把握が重要となるのです。
客の確保
お店の改修を行なう場合、注意しなければならないのが、常連の客が離れてしまうことです。改修中お店の利用ができないので、常連のお客さんは別のお店を利用するようになります。改修が終わった後、きちんとその事を告知しないと、改修が終わったことを知らないお客さんはいつまで経っても戻ってきません。また、改装のためにローンを組んだ場合、負債の返済のためは新規客の獲得も重要となります。常連客と新規客を呼び込むためには、店舗改修の前後にセールを行なうとよいでしょう。改修前に閉店セールを行ない、在庫の一掃と同時に改修費用にあてられる利益が得られます。改装後はリニューアルセールを行ない、常連客の呼び込みと同時にセールに興味を惹かれた新規客を獲得することができます。

補助金の活用で負担を軽減

店舗改修に活用したいのが、「小規模事業者持続化補助金」です。20人以下の製造業の会社や、従業員数5人以下の個人事業主などが対象となり、上限50万円までの補助金を交付してくれます。国の補助事業である小規模事業者持続化補助金のほか、各地域の自治体が独自の補助金制度を用意している場合もあります。国の補助事業の採択を受けた場合に受けられる制度もあるので、自治体の制度もチェックしておきましょう。

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